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今週の書評

<毎日新聞2009年5月3日書評欄より>

●不朽のコスモロジー「宇宙の調和」 ヨハネス・ケプラー著 村上陽一郎評

ヨハネス・ケプラー<Wikipedia>
(Johannes Kepler、1571年12月27日 - 1630年11月15日)は、ドイツの天文学者。天体の運行法則に関する「ケプラーの法則」を唱えたことでよく知られている。理論的に天体の運動を解明したという点において、天体物理学者の先駆といえる。数学者、自然哲学者、占星術師という顔ももつ。

10500円出して、17世紀の天文学を学びたい人はいるんだろうか・・・。あっ、工作舎だ。「サブカル的な臭いのする教養主義(矛盾だな)」の出版社(W

「12世紀末ヨーロッパに誕生した大学では、多くの場合学生は、まず七つの「技」を身につけることを求められた。現在英語で「リベラル・アーツ」と呼ばれるものがそれで、大学生が何を専門に選ぶのであれ、知識人としての基礎資格のような意味で学ぶ「一般教養」の前身である。(中略) さて、伝統的なリベラル・アーツの七つとは、論理学、修辞学、文法からなる「三科」と、天文学、幾何学、算術、音楽からなる「四科」がそれに当たる」

●グローバル定常型社会 ?地球社会の理論のために 広井良典著 中村達也評
「興味あるいくつかのデータが紹介されている。例えば、一人当たりGDPがあるレベルを超えると、生活満足度と経済成長との結びつきが急速に薄れていくという。そこで著者が注目するのが、個人・コミュニティ、自然の相互関係である。経済成長が進んでGDPが増大したとしても、この三者の関係がほどよいバランスをとっていなければ、生活満足度は損なわれてしまうと見るからである。(中略) ところで、そうしたものとしての定常型社会をグローバルな枠組みの中でどう位置づけるべきなのか。「世界政府なき世界経済」(A・シュレジンガー)の中で、「持続する福祉社会」はいかにして可能となるのか。実に困難な課題である。最終章で著者は、ほとんど祈りにも近い希望を語っている。投棄的な国際金融取引に対する課税(トービン税)、地球温暖化を防ぐための国際炭素税、シラク大統領のイニシアティブで実施に移された国際連帯税。フランス発の航空券に対する航空券税の導入(06年)と、その税収を途上国への衣料品援助などに充てる案、等々」

前半分はデータを見なくても分かる自明なことなんじゃないのか。これが当たり前だと思う人にとっては、後ろ半分も当然理解の範囲だ。

最近、投棄経済に対するアンチテーゼと言うと、環境保全事業と福祉事業による経済成長が叫ばれているが、少々単純化し過ぎなのではないかと思う。さらに、基調路線としては良いと思いながら、それを執行する行政に対する不信から、簡単に「諾」と言えないところがある。

●恐慌の黙示録 ?資本主義は生き残ることができるのか 中野剛志著 松原隆一郎評
「著者は現役の経産官僚で、昨年、経済思想史の裏面を描く「国力論」を上梓した」

ここで言っている対立軸は、金融と産業だ。当然最近の論調に漏れず、金融より産業を大切にしなさい、ということのようだ。

でも、こんなに単純なことを、なぜ小難しく論じなければならないのだろう。

●老後も進化する脳 リータ・L・モンタルチーニ著 中村桂子評

著者は今年百歳になるノーベル生理学・医学賞受賞の脳神経科学者。

老年になっても、精神活動の内の創造性は発揮できる、ということを古今東西の天才たちを例に取って解説している。ミケランジェロ、ガリレオ、ピカソなどの例をあげているが、まぁ、確かに・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

今週の感想として、「専門馬鹿!」という罵倒の言葉が頭の中を去来しているとだけ言っておこう、、、
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プロフィール

HYPO

Author:HYPO
HYPO(hypo)とは、

●hypo=チオ硫酸ナトリウムの通称
●hypoxia=酸素欠乏症
●hypocrite=偽善者
●hypo(他動詞)=1 ?に皮下注射 する 2 刺激 する 3 増強する
●hypo(接頭語)= 〔正常値より〕下の、異常に低い

※因みに・・・、
カバはhippopotamus

美大中退後、肉体労働を経て店舗プランニングの世界へ飛び込み、都銀のCIデザインなどを手がけた後、今度はマーケティング分野に首を突っ込み、30で独立。
23年ほどプランニング会社の代表を務めた後、ライブバーの経営に手を染めて半年で挫折。就職活動の末入社した設計事務所勤務を5ヶ月でリタイヤし、現在事務所として使っていた自宅の地下を音楽スタジオとして運営中。

学生時代から始めたバンド活動が、なんやかやと続いていて、気が付けば音楽がいつも身近にあった、という感じかな。

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